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家賃侍が不動産業界を斬る!マンション性能を斬る!(前編)

家賃侍が不動産業界を斬る!

第28回マンション性能を斬る!(前編)

中古マンションが活況を呈し、10人に1人がマンションに住むという昨今、マンションの性能・グレードは年々発達しているような気になります。特に、東日本大震災後には免震・制震構造を採用したマンションや災害時の食料品や備品を確保していることを売りにしているマンションも増えてきました。

しかし、その一方で、マンションの機能性、コストパフォーマンス、グレードは10年前も、20年前もあまり変わっていないといわれています。進化しているのはマンション内部の設備(温水洗浄便座や浴室乾燥機が当たり前になるなど)や免震・制震構造くらいだと。そこで、今回はマンション選びで失敗をしないように、見るべきポイントを挙げてみたいと思います。

さて、その前に、マンション選びの際にまず頭に浮かべるべきことは、「この部分は変えられる所なのか、変えられない所なのか」をハッキリさせないといけません。マンションはコンクリートの箱の集合体ですので、箱の内部は好きなように変えられても、箱そのものは変えられません。くれぐれも、モデルルームのインテリアや調度品、ましてやタオル掛けなどに騙されてはいけません。そのことを念頭に置いて、下記のポイントを読んで下さい。

各階の平面図が複雑な形か

各階の平面図が長方形で、各戸の形も単純にカステラを切ったように長方形の形が並んでいるだけのマンションは今でも多くみられます。これは、凸凹がすくなければ、それをつくるコンクリートをつくる手間も省け、高価な角の部分のタイルも不要となるからです。建物の形をできるだけ単純にすることが工事費を安くすることができるという原則なのです。
当然のように、このようなカステラ切りのマンションではプライバシーの配慮などなされておらず、少ないエレベーター台数で済む半面、外部廊下を見渡せばフロアすべての住戸が見えてしまいます。

エントランスは重視し過ぎない

エントランスはマンションに限らず、建物の顔というべき重要な部分です。しかし、お客様(購入者)がついついエントランスに目がいってしまうことはどんなマンションデベロッパーも先刻承知であり、グレードの低いマンションであってもエントランスだけは立派ということはよくある話です。毎日通る箇所ですが、エントランスだけに目を奪われるのは危険です。

プライバシー

いわゆる億ションや高級マンションでは必ず重視される点です。
バルコニーから隣の部屋が覗けない構造となっていないか、エレベーター1基あたり何戸が使用するのかなどです。

管理状態

管理の状態はマンションの今後の資産価値に大きな影響を与えます。自転車が乱雑に置かれていたり、ゴミが捨てられたまま放置されたマンションは、管理状態や組合活動が上手くいっていない恐れもあります。修繕積立金などもきちんと積立・運用されているか確認する必要があります。

後編へ続く

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