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家賃侍が不動産業界を斬る!中古物件市場を斬る!

家賃侍が不動産業界を斬る!

第27回中古物件市場を斬る!

2011年度末と比べ、住宅地地価の変動率はマイナス0.9%、中古マンション価格は同マイナス1.1%となりました。2期連続でともに1%前後のマイナスとなるのは、ほぼ3年ぶりで「横ばい」から「下落傾向」に転じたといえるでしょう。

地域別の住宅地地価と中古マンション価格も、すべてのエリア平均で3期連続の下落となりました。特定のエリアに偏らず広い範囲にわたって同じように動いているということは、東日本大震災の影響ではなく、欧州金融危機を引き金にした世界的な景気後退や先行きに対する不安感を反映しているといえるのではないでしょうか。

当初は、不動産市場に対する震災のインパクトはかなり大きいと予想されていました。
しかし、少なくとも首都圏に関しては、液状化の影響が出た特定の地域を除けば、それほど影響は大きくありません。むしろ、内陸部の低層マンションなど、新たな需要を掘り起こした面もあります。
そのため全体としては緩やかな下落にとどまっているといえるかもしれません。

現状のデータを見る限りでは、この先、値下がり幅がさらに拡大する可能性は低いのではないでしょうか。前述したように、震災の影響は思ったよりも深くありませんでした。
湾岸エリアも、予想以上の回復を示しています。現場の状況を見ても、特に悲観的な動きはありません。しかも年明けから、良い物件は少しでも値下げをすると複数の申込みが入り、決まるまでの期間が短くなってきました。マンション購入を検討している人の動きは活発になっています。

いつの時代も、誰もが欲しいと思う住宅の条件は変わりません。良い物件には購入希望者が集まります。相場全体が値下がり傾向の場合でも、良い物件の価格は早めに落ち着き始め、相場全体が横ばいになる頃には先行して上がるケースも考えられると思います。

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